（管理者注：Jeff Bigler's "Viola Jokes"（最終更新2002/07/05 22:51）の翻訳）
これらのジョークは広く知られてきました。例えば『ボストン・グローブ』紙1994年11月30日（水）号のアレックス・ビームのコラムや、『BBCミュージック』誌のジョン・ヘイワード・ウォーバートンの記事や、デイヴ・バリーの『サイバースペースのデイヴ・バリー』（153〜154ページ）において言及されています。（管理者注：日本では「びよら冗句」はインターネット情報誌や音楽関係コラム等に多く取り上げられました。）
これらのジョーク集は継続的に増加してきたもので、残念なことに、もはやどのジョークを誰から聞いたか覚えていません。過去にわたしに音楽ジョークを語ったり、メールを送ったり、その他の方法で教えて下さった覚えのある方々に、感謝申し上げます。
わたしはヴィオラ以外の楽器のジョークも収集しています。
指揮者："ダ・カーポの３小節前からどうぞ。"
首席ヴィオリスト："マエストロ！パート譜には小節番号がありません。"
リハーサルにて、指揮者が演奏を止めてコントラバスセクションに指示しました。 "調弦が合っていませんね。確かめて下さい。"
首席コントラバス奏者は全ての弦の張りを確かめて"調弦は大丈夫です。どの弦も同じ張りになっています。"と答えた。
首席ヴィオラ奏者は向き直って怒鳴った。"うすらトンカチ！弦の張力じゃないんだよ。ペグが平行かどうか見るんだよ！"
BBCラジオ・ジャージー島支局のラジオプレゼンター、ティム・ポラードは、有名な英国の作曲家エリック・コーツの曲を紹介する際、このように言いました。
"エリック・コーツは、ただひたすらに楽しい音楽を書くことを望んでいた。しかし、しばらくの間、彼はヴィオラ奏者として生計を立てざるを得ませんでした。"
あるヴィオリストが定年を迎え、ヴィオラケースを携えて帰宅しました。妻はそれを見て一言。"まあ、それは何？"
(Jeff Bigler注：ドイツでは自分の楽器をロッカーに入れっぱなしでリハーサルや本番の時だけ楽器を取り出す（訳注：つまり家にもって帰らない）奏者が実際にいるので、このジョークは特に可笑しい。)
ヴィオリストとチェリストが沈没しつつある船の甲板上にいました。 "助けてくれ。わたしは泳げないんだ！"チェリストが悲鳴を上げました。
"大丈夫大丈夫。泳げるフリをすれば大丈夫。"とヴィオリストが言いました。
あるヴィオリストが帰宅すると、自宅が丸焼けでした。何が起こったのかと現場にいた警察官に尋ねると"明らかにあなたの家に指揮者がやってきて、それから...."
ヴィオリストは目をギラリと輝かせ、興奮したように警察の言葉を遮って言いました。"指揮者が？ わたしの家に？"
１人のチェリストと３人のヴィオリストがレストランにやってきました。間もなく給仕が歩み寄り、チェリストに語りかけました。
"いらっしゃいませ。お食事は何になさいますか？"
"ランプステーキをミディアムレアで。"チェリストが答えました。
"付け合わせはどうなさいますか？"
"何があるかな？"
"サラダは？"給仕が勧めました。
"うーん、違うな。"チェリストが答えました。
"ポテトでは？"
"それも違うな。"
"野菜でも？"
"ああそうだ！彼らにも同じものをやってくれ。"
あるヴィオラ奏者がピアノリサイタルに行きました。終演後、彼は楽屋にピアニストを訪ねてこう言いました。"あなたが最後に演奏した曲が特に気に入りました。ほら、あの長いトリルで始まる...."
ピアニストは答えました。"えっ？トリルで始まる曲なんて演奏しませんでしたけど......"
ヴィオラ奏者は言いました。"ほら、あれですよ。["エリーゼのために"の冒頭をハミング]"
オーケストラのあるヴィオリストが、彼のすぐ後ろに座っているオーボエ奏者に猛烈な勢いで食ってかかっていました。それを見た指揮者が尋ねました。"何をそんなに興奮しているんですか？"
ヴィオリストは答えた。"このオーボエ吹きの奴が手を伸ばしてペグを１本まわしやがったんですよ。おかげでもうチューニングがグチャグチャなんです。"
指揮者が言いました。"それにしても反応がオーバーでは？"
ヴィオリストが答えました。"オーバーなんて！こいつはどのペグをいじったか白状しないんですよ！"
リハーサルの休憩が終わってリハーサル再開のために着席する時、必ずジャケットの内側を覗き込むヴィオリストがいることに、あるヴァイオリニストが気づきました。彼のこのの習慣は数十年も続き、ヴァイオリニストの好奇心はかき立てられました。ある暑い日のこと、そのヴィオリストはジャケットを脱いで休憩に出ました。ヴァイオリニストは他のメンバーが練習場から出るのを待ち、あたりを見渡して、そのジャケットにこっそり近づいていきました。彼がジャケットをめくって内側を見ると、そこには小さなメモがピン留めされていました。"ヴィオラは左手、弓は右手。"
ある男が雑貨屋に行ったところ、彼の心をあっという間にとらえてしまったものがありました。それはぬいぐるみのネズミでした。彼はもうそれから目を離すことができず、店主に値段を尋ねました。店主はこう答えました。"７９ドル９５セントです、が、どんな理由があろうとも返品できませんよ。"男は少し妙だとは思いましたが、このぬいぐるみのネズミに夢中だったので、言われるままに支払って買い求めました。
彼がぬいぐるみのネズミを持って通りを歩いていくと、生きたネズミが数匹、彼の後をついてきました。彼はかなり妙だと思いましたが、歩き続けました。数ブロックも行った頃には、彼はネズミの大群を引き連れていました。川にさしかかったところでぬいぐるみのネズミを川に放り込んだところ、生きたネズミ全てが川に飛び込み、溺れてしまいました。
男は店に引き返しました。彼が店に入るや否や、店主は"ぬいぐるみのネズミは返品できませんよ！"と言いました。
男は答えました。"誤解しないで下さい。返品したいのではありません。もしやこのお店には同じようなヴィオリストのぬいぐるみがないかとお尋ねしたく....。"
あるヴィオラ奏者は、もうヴィオラ奏者であることに辟易していました。真価が認められることがなく、バカバカしいジョークでバカにされるばかり。そこで、 彼は楽器を転向することにしました。
彼はお店に行ってこう言いました。"すみません。ヴァイオリンが欲しいんですが....。"
カウンターの向こうの男は彼のことをじっと見ると、やおら言いました。"あなた、ヴィオラ奏者ですね。"
ヴィオラ奏者は驚いて尋ねました。"ええ、まあ、そうです。でも、どうして判ったんですか？"
"旦那、ここはフィッシュアンドチップスの店ですよ。"
ある米国のオーケストラがヨーロッパでの２週間のツアーを開始したばかりのことです。最初のコンサートの１時間前に、指揮者が急病に罹って指揮できない状況になってしまったので、代役を急遽探すことになりました。オーケストラの中で指揮できる者がいないか、オーケストラのマネージャがメンバー全員に尋ねたところ、末席ヴィオリストだけがやる気を示しました。
マネージャは非常に不安で、こう言いました。"今からオーディションしている時間はないんだぞ。"
"問題ありません。"そのヴィオリストは答えました。
"リハーサルの時間もないんだぞ。ぶっつけ本番だ。"
"それはそうでしょう。大丈夫ですよ。"
そのヴィオリストは見事に指揮し、超弩級の大成功をおさめました。指揮者はツアーの期間中回復しなかったのでヴィオリストが指揮し続け、公演の先々で激賞の音楽評とスタンディングオベーションを勝ち得ました。
ツアーが終わった次のリハーサルには指揮者が復帰したので、ヴィオリストはヴィオラセクションの最後列に戻りました。彼が席に着くと、隣の席のヴィオラ奏者が尋ねました。"ここ２週間もどこに行ってたんだ？"
ウィニペグ交響楽団で演奏しているヴィオリストがいました。彼は素晴らしい奏者というわけではなかったので、セクションの末席に座っていました。ある日のこと、彼は屋根裏部屋を掃除 して古ぼけたランプを見つけました。そのランプをこすってみると、ランプの精が飛び出ました。
"私をランプから出してくれたあなた様の３つの願いを叶えて差し上げましょう。" ランプの精は言いました。
ヴィオリストは少し考えてからこう答えました。"わたしを今よりはるかに優れた音楽家にして下さい。"
ランプの精はその願いは叶えられるでしょう、これから眠りにつくと、翌朝には彼は遥かに優れた音楽家になっていることでしょう、と言いました。翌朝彼が目覚めると、ウィニペグ交響楽団の首席ヴィオリストになっていました。これは凄い！と彼は思いました。でも、彼はもっと上があると判っていたのです。彼はランプをこすり、ランプの精を呼び出しました。
"あなた様にはもう２つの願いが残されています。"ランプの精は言いました。
"今よりさらにもっと素晴らしい音楽家にしてほしいのです。"
前回と同じように、こらから眠りにつくと、起きた時にはその願いが叶えられているでしょうとランプの精は言いました。ヴィオリストが目覚めると、彼はベルリンフィルの首席ヴィオリストになっていました。ヴィオリストは、これはなかなかどうして豪勢なものだと思いましたが、もっと良くなれると判っていました。彼は再びランプをこすり、再びランプの精が現れました。
"あなた様の最後の願いになります。" ランプの精は言いました。
"もっと、もっと、遥かに素晴らしい音楽家にしてほしいのです！"
今回も、彼は眠りにつくように言われました。翌朝彼が目覚めると、ウィニペグ交響楽団の第２バイオリンの末席奏者になっていました。
シカゴ交響楽団の奏者は、とあるガレージセールで古ぼけたランプに遭遇し、それを買って帰り、ピカピカに磨き上げるとランプの精がポンと飛び出してきました。
"お優しい旦那、古ぼけたランプから私めを解放して下さってありがとうございます。一つお詫び申し上げなければなりません。残念ながら私めは貧相で力の弱いランプの精なので、叶えて差し上げられる願い事はただ一つだけでございます。"ランプの精は言いました。
"ああ、それは素晴らしい。わたしのただ一つの願いで世界を変えられたらどんなに素晴らしいことだろう。"その奏者は言いました。彼はしばし考えてから、世界地図に歩み寄りました。"ここに中東の地図がある。この辺りに住んでいる人々は何年も何十年も戦い続けている。わたしのただ一つの願いで、この土地に平和をもたらしたい。"
ぼけっとしていたランプの精は言いました。"ああ、そうですね、ふぅむ.....その願いは老師クラスの方が扱うにしても大きすぎるかもしれませんでございます。ああ、あなた様もご存知の通り、この辺に住んでいる人々は.....ちょっとこう、繊細な宗教関連のものに巻き込まれていて、それから、そうそう、子どもたちも、ええと、１０代の頃から戦闘に参加しているような状況で。大変申し訳ございませんが、別の願いをご検討いただいた方が......"
"ああ、それなら仕方がない。それなら、わたしのただ一つの願いで、一度でいいからシカゴ交響楽団のヴィオラセクションがびしっと調子っ外れでなく演奏するのを聴いてみたいものだ。"とその奏者は言いました。
ランプの精は素早く考えを巡らせてからこう答えました。"あ、そういうことでしたら....ちょっとこちらの地図の方を検討させて下さい。"
あるヴィオリストが山をハイキングしているとき、アルプスの牧草地で草を食む羊の大群を世話している羊飼いに出会いました。ヴィオリストは羊たちが気に入り、羊飼いに尋ねました。"どうですか。もしあなたが世話している羊の数を当てることができたら、一頭わたしにくれませんか？"
羊飼いは奇妙な提案だと思いましたが、この奇妙な提案をする男が羊の数を正確に当てられる訳もないと考えましたので、"良いでしょう。"と答えました。
ヴィオリストは"あなたが世話をしている羊の数は２８７頭でしょう。"と言いました。 羊飼いが驚いたことに、まさにその羊飼いが世話をしている羊の数そのものだったのです。
ヴィオリストは大興奮し、"では、わたしのものになった羊を選んで良いですか？"と尋ね、羊飼いはしぶしぶ許可しなければなりませんでした。ヴィオリストは彼の羊を選び、家に連れて帰れるように、かがみ込んで、肩に羊を載せました。
すると羊飼いは一つのことを思いつき、こう言いました。"もしもわたしがあなたの職業を当てることができたら、わたしの羊を返してもらえますか？"ヴィオリストはこの提案に少し驚きましたが、羊飼いが彼の職業を当てられる可能性はほとんどないと考えましたので、この申し出を受けることにしました。羊飼いは"あなたはヴィオリストでしょう、違いますか？"と言いました。
ヴィオリストは大変驚き、尋ねました。"どうして判ったんですか？"
羊飼いは答えました。"まず犬を下ろして下さい。話はそれからにしましょう。"
有名な氷河のミイラ"エッツィー（訳注：通称アイスマン）"が発見されたとき、考古学者と人類学者は"エッツィー"の性質についての謎に当惑しました。最大の疑問は"彼がどのように氷原の下に入ったのか"ということでした。音楽人類学者を筆頭とした共同研究の結果、この謎はついに解き明かされました。『"エッツィー"はヴィオリストだったに違いありません。そうでなければ、どうやって氷河が彼をとらえられたでしょうか？』
経費を節約するため、音楽家労働組合は組合の事務所を自分たちで建てることにしました。仕事を進めるに従って、徐々にではありましたが、音楽家としてのヒエラルキーが実際にやる仕事に反映されるようになってきました。すなわち、ヴィオリスト達は溝の下の方で穴堀りの一番嫌なところを受け持つようになりました。彼らのはるか上の方では、トランペット奏者が監督をするようになっていました。一人のヴィオリストが仲間のヴィオリストに向き直って言いました。"何で我々はこんな下の方で働いていて、彼は上の方で働いているのだろう？"
仲間は答えました。"知らないけれど、僕が行って尋ねてみよう。"
そのヴィオリストは溝の上まで這い上がり、"何で我々は下の方で穴堀りばかりで、君は上の方で監督をしているのだろうか？"とトランぺッターに尋ねました。
"何故なら、君らより俺の方が賢いからだよ。"が答でした。
"ハッ、よく判らないな。"ヴィオリストは困って言いました。
"では、試させてもらおうか。"トランぺッターはそう言うと、一番近くに生えている木のところまで歩いていき、その幹の前に掌を広げてヴィオリストに言いました。"さあ、俺の掌を殴ってみな。"
ヴィオリストは拳を握りしめて振りかぶり、トランぺッターの開いた掌にパンチを繰り出した。その瞬間、トランぺッターは掌を引いたので、ヴィオリストは拳で木を殴ることになってしまいました。
"おお、痛い！"ヴィオリストは悲鳴を上げ"君の言うことはよく判ったよ。"と言い、友人の待つ溝に戻っていきました。
"それで、どうして彼が上で我々が下にいるのか判ったかい？,"待っていたヴィオリストが尋ねました。
"ああ。"まだ拳のズキズキしているヴィオリストが答えました。"彼の方が我々より頭がいいからだよ。"
"よく判らないな。"友人は答えました。
"なら説明しよう。"ヴィオリストは言いました。彼は自分の顔の前に掌を開きました。
"では、君のシャベルで僕の掌をたたいてご覧！"
テロリストの集団がヴィオリストで満員の飛行機をハイジャックしました。彼らは 管制塔に連絡をとり、要求を述べるとともに、もしも彼らの要求が受け入れられない場合は、１時間に１人ずつヴィオリストを解放すると脅迫しました。
昔々、脳移植手術を手がける病院がありました。患者が価格について質問しました。
ドクターはこう説明しました。"この博士号取得者の脳は１万ドル、この脳はNASAの一流の科学者のもので１万5千ドル、そうそう、こちらにはヴィオリストの脳もあります。これは５万ドルになります。"
患者は尋ねました。"何ですって？そんなことあり得るんですか？"
ドクターは答えました。"お判りかと思いますが、全くの未使用ですので。"
著名な美食家のコメディアンがベルリンへの空路にありました。彼は隣り合わせた人とちょっと会話を楽しむことにしました。
"ちょっと気の利いたヴィオラジョークがあるんですが、聞いてみませんか？"
"申し訳ありませんが、私自身ヴィオリストだと申し上げておかなければなりますまい。"
"それは一向に構いませんよ。ゆうっくり語って差し上げますから。"
ある精神科医が脳専門店に行き、 経営者に話しかけました。"こんにちは。ちょっと人間の脳に関する調査のために参ったのですが、この店にはどんなものを在庫していますか？"
"そうですね、"経営者は説明を始めました。"ハーバードでMBAを取得した脳なら１ポンド１０ドル。NASAの脳も少しありますが、こちらは１ポンド１００ドルです。そうそう、丁度今日入荷したばかりの新鮮なヴィオリストの脳もありますよ。"
"それは幾らですか？"科学者は尋ねました。
"１ポンド１０００ドルです。"
"おや！それは高い！どんなオーケストラにでもあるじゃありませんか。何故そんなに高価なんですか？品質が素晴らしいのですか？"
"そうですね、いえ、品質は平均的です。でも、ヴィオリストの脳を１ポンド集めるには何人殺さなくてはならないかご存知ですかね？"
あるヴィオリストとパーカッショニストが公園を散歩していました。パーカッショニストはカラスの屍骸を見つけてヴィオリストに言いました。"見ろよ。カラスの屍骸だ。"
"え？どこに？"上を見上げてヴィオリストは尋ねました。
ある日のこと、ティム坊やはとても興奮して学校から帰ってきました。"ママ、ママ、当ててみて！今日の英語のクラスで、ボクはアルファベットを最後まで言えたんだよ。他のみんなは'P'ぐらいでつっかえちゃったのに！"
お母さんは答えて言いました。"いい子ね、良くできたわ。それはあなたがヴィオリストだからよ。"
翌日、ティム坊やはもっと興奮していました。"ママ、ママ、当ててみて！今日の算数のクラスで、ボクは１０までずっと数えられたんだよ。他のみんなは７ぐらいでつっかえちゃったのに！"
"良くできたわ、いい子ね。"彼のお母さんが答えました。"それはあなたがヴィオリストだからよ。"
３日目、ティム坊やは我を忘れんばかりでした。"ママ、ママ、今日はみんなの背の高さを測って、ボクがクラスで一番背が高かったんだよ！これもボクがヴィオリストだから？"
"いい子ね、だけど違うのよ。"彼女は言いました。"何故かというと、あなたが２６歳だからなのよ。"
２年前、あるオーケストラがフランスに演奏旅行に行きました。ある夕べのこと、カタツムリをつかまえて夕食にエスカルゴを食べようということになりました。みんな袋を持ち、めいめいにぶどう畑に入っていきました。
袋一杯のカタツムリを持って、皆だんだんと戻ってきました。ヴィオラパートだけが他のパートより数時間遅れて戻ってきました。コンサートマスターは尋ねました。"こんな遅くまでどこに行ってたんですか？しかも袋は空っぽで！"
"ええと、"彼らは答えました。"キミ達がどううまくやったのか判らないんだけど、ひどかったんだよ。カタツムリはいっぱいいたのに、素速くて！そいつらを見つけて急いで捕まえにいくと、もういなくなっていたんだ！"
ある男（ホレースと呼ぶことにします）は何人かのグループと数人の現地人ガイドとともに暗黒アフリカのサファリ探検に出かけました。探検は徒歩で、ジャングルの奥深くに立ち入り、鳥の甲高い声や野生の大型猫やその他の凶暴な野生動物が吠える声が聞こえてきました。
数日の行程の後、ホレースは遥か彼方から絶え間ないドラムの音が聞こえてくることに気がつきました。彼はガイドのリーダーにこのドラミングについて尋ねてみましたが、回答はなく、石のような沈黙だけが返ってきました。そのドラムの音はそれから５，６日の間夜昼なくずっと続いていました。そして、彼らがジャングルの奥深くに進んでいくに従って、ドラムの音は一層大きく聞こえてくるのでした。ホレースは他の現地人ガイドにも尋ねてドラムの音の意味を知ろうとしましたが、やはり答は得られませんでした。
ドラムの音に向けて幾日も行進を重ねたある朝のこと（この頃には極めて不気味に響いていました）、不意にドラムの音が止まりました。現地人ガイドは悲鳴を上げ、ジャングルに駆け込んで薮に身を隠しました。リーダーは任務を全うすべく踏みとどまっていましたが、恐怖にうち震えていました。ホレースは尋ねました。"何かうまくないことがあったのか？何故ドラムの音が止まったんだ？"
現地人ガイドは答えました。"トテモマズイ。"
"何だって？"最悪の事態を覚悟しつつホレースは尋ねました。 ガイドは答えました。"どらむガトマルト、トテモマズイ。ツギハう゛ぃおらそろ！" 売ります ヴィオラ、ドイツ製、１９世紀、４０５mm、最良の状態、最近調弦済 弦楽四重奏にヴァイオリニスト２名とチェリストの欠員募集中 注意：合格ラインは１０％。ただし、４５％以上の得点の場合は出来過ぎにつき失格。
カール・ラーコネン氏は1994年10月21日にウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された"National Meeting of the American Folklore Society and the Society for
Ethnomusicology（メリカ習俗学会および民族音楽学会）"において、彼の論文No
Laughing Matter: The Viola Joke as Musician's Folklore（笑い事ではない：音楽家の間での口頭伝承としてのヴィオラジョーク） を発表しました。
Part 3
その他のヴィオラジョーク
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BBC交響楽団入団試験--ヴィオラ奏者用
[各５点]
b) フォーレのレクイエム
c) ワグナーの指環
[５点]
[１０点]
[１点]
b) オルガン
c) チェロ
d) ヴィオラ
[５点]
[５点]
b) "マクベス" -- ウィリアム・シェイクスピア
c) ノディとビッグイヤー -- エニッド・ブライトン
[５点]
[４点]
b) ゆっくりと
c) とても素早く
d) 中くらいの速さで
[５点]
[５点]
b) ミッキー・マウス
c) フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ
d) テリー・ウォーガン
[５点]
b) アンドリュー・デーヴィス
c) サー・ピーター・マクスウェル・デーヴィス
d) デスモンド・リナム
[５点]
[５点]
[５点]
b) スリランカ
c) ドイツ
d) 日本
[５点]
[５点]
b) "ロメオとジュリエット" -- ベルリオーズ
c) バレエ音楽"ロメオとジュリエット " -- プロコフィエフ
d) "１０本の緑の瓶" -- 作曲者不明
[５点]
[５点]
rallentando
crotchet
pizzicato
intermezzo
[５点]
[５点]
ヴィオラジョークに関する研究
戸谷玄のヴィオラ空間